宮崎シリーズ日向プロ大会4日目 若き才能が輝く!ファイナルへ向けた激戦
「The Open Surfing Miyazaki Series」第2弾、「QS3000 IBK日向プロ・WSLプロジュニア Presented by RASH」は、宮崎県日向市お倉ヶ浜を舞台に熱戦が繰り広げられている。大会4日目も見ごたえのあるバトルが続き、男女QS3000のベスト4、そしてプロジュニア部門の決勝進出者が決定した。
この日は、波のサイズが胸から頭にかけての良好なコンディションの中で、男子QS3000のラウンド16がスタート。特にジュニア世代が大いに躍動した。ヒート1では、16歳の足立海世が宮崎プロ優勝者の鈴木仁らを抑えて1位で通過。ヒート2では、19歳の小濃来波がトップでラウンドアップし、ヒート4では18歳の渡辺壱孔が見事なライディングで1位通過を果たした。
マン・オン・マンとなったクオーターファイナルでも若手の勢いは止まらない。足立は安定したライディングで2本の6点台を揃え、順調にラウンドアップ。小濃も、終盤でプライオリティをうまく活用して須田喬士郎を封じた。田中大貴は仲村拓久未との接戦を制し、渡辺壱孔は試合終盤に華麗なバックサイドエアリバースを決め、19歳の岩見天獅を下してセミファイナル進出を決めた。男子QSでは、準決勝に進出した4人中3人が10代であり、若手の台頭を強く印象付けた。
女子QSは、クオーターファイナルの4ヒートが行われた。ヒート1では、東京五輪銅メダルの都筑有夢路が、ヒート2では脇田沙良がラウンドアップ。ヒート3では宮崎プロを制した都築虹帆が残り10分あたりで力強い2本のターンで6.75をマークするなど終始安定した試合運びで、川合美乃里を下した。9月に行われたwhitebuffalo御前崎プロ決勝のリマッチとなったヒート4は、松岡亜音が、池田美来に再び勝利してセミファイナルへ勝ち上がった。
そして、この日最も注目を集めたのが、男子プロジュニアのセミファイナルのヒート1。小濃、渡辺、岩見、田中健跳が激しい競り合いを展開し、予測のつかない展開が続いた。結果、QS3000の準々決勝でも戦った渡辺と岩見がファイナルに進出。もう1試合では、宮崎プロジュニア覇者のブロンソン・メイディと足立が決勝進出を決めた。
女子プロジュニアは、佐藤李、中塩佳那、松岡亜音、池田美来がファイナルに進出。松岡は、宮崎シリーズ連覇を目指す。
最終日の21日には、いよいよ日向プロのチャンピオンが決定する。ファイナルデーの注目度は高く、ファーストコールは8時、競技開始は8時30分の予定だ。