QS3000 IBK MIYAZAKI PRO 男子は鈴木仁、女子は都築虹帆が優勝
MIYAZAKI SERIES第2弾は17日から宮崎県日向市でスタート!
2024年9月11日から宮崎県で開幕したWSL(ワールドサーフリーグ)公認「The Open Surfing Miyazaki Series」の第1弾、「QS3000 IBK宮崎プロ・WSLプロジュニア Presented by RASH」が9月14日に最終日を迎えました。この大会は宮崎市の木崎浜で開催され、男子QSでは鈴木仁選手が、女子QSでは都築虹帆選手が見事優勝を果たしました。また、プロジュニアの部では、男子がインドネシアのブロンソン・メイディ選手、女子は松岡亜音選手が頂点に立ちました。なお、シングルライドのハイスコアを記録した選手に贈られる「シチズン プロマスター賞」は、男子が鈴木選手に、女子が都築選手に輝きました。
大会最終日は、波のサイズがオーバーヘッドに達し、各部門のセミファイナルから開始。このラウンドからマン・オン・マンの対決となり、激しい戦いが繰り広げられた男子QSセミファイナルでは、鈴木選手が得意のエアリバースでエクセレントの8.0をマークし、パリ五輪5位入賞の稲葉玲王選手を圧倒してファイナル進出。もう一つのセミファイナルでは、安室丈選手と加藤翔平選手が対決。加藤選手は序盤から攻めの姿勢を見せ、安室選手を抑えて自身初となるQSの決勝進出を果たしました。
決勝戦は鈴木選手と加藤選手による一騎打ちとなりました。風雨が強まる厳しいコンディションでしたが、ヒート時間30分の中で鈴木選手は積極的に波に挑み、自身5本目の波で5.50を記録。その後も安定したライディングで7本目の波をバックアップとし、計8.90で勝利を収めました。鈴木選手にとって、この優勝は2019年のQS1500湘南オープン以来、実に5年ぶりとなりました。
女子QSでは、都築選手がセミファイナルで野中美波選手を下し、松岡選手との決勝に進出。決勝戦では、都築選手が1本目から今大会を通じてシングルライド最高の8.5というエクセレントスコアを叩き出し、主導権を握りました。一方、松岡選手も反撃を見せ、いったんリードを奪う場面もありましたが、都築選手は焦らず波を待ち、残り10分を切ったところで6.40をマークして再逆転。都築選手にとってQS2勝目となる今回の優勝は、2022年11月のQS5000台湾オープン・オブ・サーフィン以来のタイトル獲得となりました。
男子プロジュニアの決勝は、インドネシア、フィリピン、日本の選手が揃った国際色豊かな顔ぶれとなりました。試合はインドネシアのメイディ選手が序盤からエアリバースを決め、7.75をマーク。日本の小濃来波選手が最後に5.00を出して食い下がるも、メイディ選手が計13.25で頂点に立ちました。
女子のプロジュニア決勝は、松岡選手、中塩佳那選手、池田美来選手、松野杏莉選手による戦い。朝に行われたセミファイナルと比べてサイズが上がるタフなコンディションの中、松岡選手が1本目のライディングで5.25をマーク。すると、他の3人が思うようにスコアが伸びない中、バックアップでも5.0をスコア。唯一5点台を2本そろえた松岡選手が、プロジュニアの頂点に立ちました。
なお、「The Open Surfing Miyazaki Series」の第2弾、「QS3000 IBK日向プロ・WSLプロジュニア Presented by RASH」が17日から宮崎県日向市お倉ヶ浜を舞台に開幕。21日に最終日を最終迎える予定になっています。
【鈴木仁選手コメント】
今までやってきたことが形になってうれしいです。サポートしてくれたスポンサーの皆様や家族に感謝しています。一緒にファイナルを戦った(加藤)翔平とは合宿をともにして切磋琢磨していました。みんなにありがとうと言いたいです。
5年前のQS優勝から次はいつできるのかと思っていましたが、トレーニングや練習を積んできて優勝できる力をつけた自信がありました。そこに周囲のサポートもあって、今回は勝つことができました。
【都築虹帆選手コメント】
優勝することができて、心の底からすごくうれしいです。いつも応援してくださっている皆さんに感謝の気持ちでいっぱいです。コンディションがハードだったのですが、自分のベストを尽くすためにはどの波に乗るかというシンプルな作戦でした。(決勝の1本目の波で8.50をマークした時は)体が反射的に動いてガッツポーズが出ました。(9月17日から開幕する)日向も木崎浜同様にすごく好きな場所なので、そこで試合ができるのが楽しみです。
なお、「The Open Surfing Miyazaki Series」の第2弾、「QS3000 IBK日向プロ・WSLプロジュニア Presented by RASH」が17日から宮崎県日向市お倉ヶ浜を舞台に開幕。21日に最終日を迎える予定になっています。
■大会結果 ※敬称略
<男子QS>
優勝 :鈴木仁(すずき・じん)
準優勝:加藤翔平(かとう・しょうへい)
第3位 :稲葉玲王(いなば・れお)
第3位 :安室丈(あづち・じょう)
<女子QS>
優勝 :都築虹帆(つづき・ななほ)
準優勝:松岡亜音(まつおか・あのん)
第3位 :野中美波(のなか・みなみ)
第3位 :中塩佳那(なかしお・かな)
<男子プロジュニア>
優勝 :Bronson Meydi
準優勝:小濃来波(おのう・らいは)
第3位 :Noah Arkfeld
第4位 :I Made Ariyana
<女子プロジュニア>
優勝 :松岡亜音(まつおか・あのん)
準優勝:松野杏莉(まつの・あんり)
第3位 :中塩佳那(なかしお・かな)
第4位 :池田美来(いけだ・みらい)
大会結果の詳細はこちらから(https://theopensurfing-japan.com/qs-heat-result/)